そろそろ大きな分岐点にさしかかってるのか?

今まで開発ばかりやっていて、外に出てお客と直接やりとりをすることが無かったんだけど、来月から手が空いた + 仕事が無い + 他にやる人がいないということで外へ出て直接打ち合わせからリリースまでをやることになった。
自分が作ったものを自分で責任を持ってリリースする。あたりまえのこと。仕事が無ければ開発は始まらない訳だから、お客とのやりとりが重要なのは良く分かってる。
ただなぁ、、、疲れ切っていく人、辞めていく人を見ていくとなんだかなぁと思うし、それは顧客折衝中心の人にも開発中心の人にもいるわけだけど

@fd0 会社は生き残れるかもしれんが自分は生き残れないかもしれんね。 *Tw*

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ってのはまさに僕が思ってきたことで、自分の能力と体力を考えると両方同時にはできないなと。技術者でありたい自分が、顧客折衝中心の作業でお金をもらい、間会社に搾取され、会社に搾取されて毎月ヒーヒー言いながら残ったのは力尽きた自分だけになってしまうのが怖い。そこに何が残るんだろうか?しゃべりだろうか?そのしゃべりに誠実さはあるんだろうか?
外へ出ると言うほどの作業ではないんだが、何かの転機と思って作業したいと思う。なにより、会社の人間関係に気を遣わないで済む(結局何かで頼ることになるんだろうけど)。
ついでに書くと、自分が会社で必要事項以外ほとんどしゃべらなくなったのは、お笑い番組がどーしただの、芸人がどうしただの、どこどこの会社の誰々はダメだの、どうでもいいようなことを「それでそれで?まじすかー」と毎日盛り上げるのに疲れてしまったからで、昼ご飯も1人で本を読むようにした。SE会社なのに技術的な話で盛り上がることが 0 ってどういうことよ。お笑い番組のどのネタが面白かったかなんてどうでもいいよ。
負のスパイラルに陥ってるのは分かるし、自分の「足りないところ」がどのあたりだというのは自分で良く分かってる。それは他人から見れば「欠点」であり「自分の方が優れている」という優越感に浸らせてあげる要素になるのかもしれない。
と、「飲み会の時みたいにしゃべってきたらいいだろ」と言われて「それはいちいち話を合わせるのに疲れてしまったからだ」と言い返そうかと思ったけどやめてここに書く。

技術者として生き残り誠実なコードを書き続けられるにはどうしたらいいか。暗中模索中。

ただ、ここに書いた技術者ってかなり狭い領域だよなぁ。

35歳までに必ずやるべきこと - 重茂達

35歳までに必ずやるべきこと ポケット版―運をつかむ人になれ

35歳までに必ずやるべきこと ポケット版―運をつかむ人になれ

★★☆☆☆
「若者 = 35歳未満」という定義で、若者は与えられた仕事は貪欲に誠実にやり遂げること。機を見れば手を挙げること。トラブルは成功へのチャンス。
あたりまえっちゃーあたりまえで・・・これを素直に 35 まで実行できれば会社ではそれなりの信用を得てそれなりのポジションに居れるんだろうけど、みんなが実行しようとしてできるかどうかは別の話。真面目に取り組むのは結構大変だよ。
何かのヒントになるかと思ったけど正論が多くてどうも。

週末に読んだ本

ドラゴンフライ

ドラゴンフライ

銀天公社の偽月

銀天公社の偽月

iPodをつくった男 - 大谷和利

iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048)

iPodをつくった男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス (アスキー新書 048)

★★★☆☆
なんか読んだことある内容が多いなぁと思ったら「神の交渉力」とかぶってるのか。こっちの方が古いけど。
自分が強いリーダーシップを発揮する時がくるんだろうか?まずは自分に自信を持つことが第一だよな。「ちょっとした成果でも大きな声を出してアピールするのは大事かもしれない」とちょっと前に Twitter でつぶやいた。日本的というか侍的というか「やって当たり前、そんなことを見せびらかすな」という考えもいいとは思うけど、そればかりだと自分のテンションが上がらないし、やったところで誰も気づいてない負のスパイラルに陥りやすくなる。
一言で言えば「誰かに認められたい」だろうなぁ。ちょっとしたことでもいいから存在を認識されたい。
入社して直属の先輩や上司について仕事してる間は進捗報告や質問で自分をアピールしやすい。自分が仕事をさせる立場になると自分がアピールするものは「結果」が先行するし、その過程で「なにをやったか、どう対処したか」なんていうところは評価されないんだよなぁ。誰も知らないし気がつかない。早く帰ると「仕事してんのか?」と思われるレベル。
アピールしなさ過ぎて最近自信をなくしかけている自分をなんとかしたいと思う今日この頃。そんな弱音を聞いて認め、褒めてくれる身近な存在には非常に感謝している。

なんというかまってちゃん。

さよならアメリカ - 樋口直哉

さよならアメリカ

さよならアメリカ

★★☆☆☆
「SAYONARA アメリカ」と書いてある割としっかりした生地の紙袋をかぶって生活する主人公。もちろん外に出るときも紙袋をかぶる。すると、誰も目を合わせようとしないどころか誰も気にとめようともしない。それは危険な臭いがしすぎてるからだろうと思うが、話しかけてきた人物が二人いる。弟と名乗る人物と、放火犯と思われる袋をかぶった謎の女。
二人は主人公の家に勝手にやってきて生活を始めるんだけど・・・なにか特別な事があるわけでもなく、弟は持ってきた PC でネットしてるばかりし、女は主人公と同じように袋をかぶったままご飯を作って食べている。
最後は精神病の病院みたいなところにぶちこまれてるし、たぶん二人とも主人公の妄想なんだろうなぁと思うけど、最後まであいまいなまま終わってしまったので何が言いたかったのはよく分からない・・・。
エヴァンゲリオンでいう AT フィールドみたいな役割を袋がしてんのかな。心の壁みたいな。袋を取り去ったところでバンザーイみたいな展開でもないし。