クロスカウンター - 井上尚登

読書初心者が勝手に評価

クロスカウンター

クロスカウンター

★★★★☆
面白かった。読書初心者にとって「面白かった」ってのは「分かりやすかった」「読みやすかった」と同じような意味になると思うんだけど、話の流れが良い意味で分かりやすかった。
出だしを読めばだいたいこの話がどういう感じでどこへ向かっていこうとするのかが分かる。そこが明確になるから頭に話が入りやすかったんだろうな。
主人公(女)はとあるクライアント(女)から依頼を受け、会社の内情を調査するべく潜入捜査を行う。その会社はまっとうな会社でないことが分かるが、クライアントから調査依頼される会社はどこかつながっているように思える。そしてクライアントの狙いは何なのか?調査対象の会社に関係する人達のつながりは何なのか?そして衝撃の結末!!って感じかなぁ。クロスカウンターってタイトルの意味も最後の最後で分かる。
作者の他の作品も読んでみたいと思った。