夢を与える - 綿矢りさ

読書初心者が勝手に評価

夢を与える

夢を与える

★★★☆☆
300 ページのちょい厚めの本でどうしようかと思ったが、読みやすく面白かった。
小さい頃から芸能活動を始めた女の子が、同世代と自分との差に違和感を感じながらも成長していく姿が描かれていく。家庭環境が複雑になってしまったり、好きな人が出来たりと所々、「あ、それフラグ!」と思った所は「あー、、、やっぱりか」という感じで、最後もやっぱりそうかぁ・・・といった感じで終わった。
自分には子供がいないわけだけど、もしできたとして芸能界に入れるぐらいの見た目だったとしてどうするかなぁ・・・と考えると、入れないだろうなぁと思う。世の中の常識的な物とか間隔がずれたままになっちゃいそうな気がする。どうしても入りたいなら大人になってから自分の意思でと思うが、ブレイクするには時既に遅しなんだろうか。
でも、子供の頃からいわゆるチャイドルとして活躍してきてそのまま大人になっても活躍し続けてる人っていない気がする。ずっと売れ続けてる人ってのは大人になってからブレイクした人達なんじゃないのかなぁ。
とか妄想乙 orz