月とアルマジロ - 樋口直哉

月とアルマジロ

月とアルマジロ

★★★☆☆
甲羅に閉じこもるアルマジロと殻に閉じこもる主人公。現実と妄想(?)の間を行き来しながら自分の殻を破らないといけないことに気づく。
アルマジロを預けた<友人>も謎だが、常に圏外になってしまった携帯と、それから自分の番号にかけたらつながった女も謎。ガラスを割ってアルマジロを連れ去った鴉も謎。働かず家に引きこもっていた主人公を現実に引き戻してくれた彼女とのつながりが救い。
自分も外との交流をバッサバッサと切り捨てすぎて殻に閉じこもってる感があるが、そろそろ破り捨てる時期?入社数年の頃の勢いを取り戻したい気がするが、あの頃はいろいろと守られてたからこその勢いだったのかな。仕事でも守る側に回ると結構しんどい・・・そして自信が無くなっていくんだよねぇ。先週なんか久々に怒られてばっかりだったしなぁ、ちょっと守りすぎたのもあるけど。怒られた分怒るのも嫌だしなぁ。