海のふた - よしもとばなな

読書初心者が勝手に評価

海のふた

海のふた

★★★★☆
短大を卒業した海外旅行中に思い立って、田舎でかき氷屋を始めた「まり」。
遺産相続の争いから離れ、かき氷屋にやってきた「はじめ」。
彼女達の一夏の交流のお話。

おもしろかった。
懐かしく、穏やかな感じで安心して読める作品だった。
一つ気になったのが「はじめ」の年齢。「まり」が21ぐらいとして「はじめ」は10代後半、もうじき二十歳辺りだろうか。特に記述が無かった気がするんだけど・・・・。最初小学生辺りの子供かと思っていたらやけにしっかりしてるから「あれぇ?」と思ってしまった。