Railsレシピブック 183の技

2年以上前からずっと書き続け、一部では(都市)伝説の本とも言われていたRailsのレシピ本ですが、ようやく出版できる運びとなりました。Amazonでもページができています。最終的には(w id:takahashimさんと私での共著となりました。レビュアーの方々や井上さんやid:ogijunさんにもいろいろ助けていただきました。どうもありがとうございます。

「Railsレシピブック」ができあがりました

なんと二年以上前から頑張られていたのですね・・・ビックリ。
昨日のエントリのブクマコメントで

「「Rilsレシピブック」はもっと早く出して欲しかったなぁ・・・」ごめんなさいごめんなさい

Ruby 本購入 - すぱいだー日記。

というコメントを頂きました。責めているような書き方をしていて大変申し訳なかったです。
自分用に何個か Rails アプリを作って使っているんですが、作る際にこの本があれば Rails をもっと知ることができて、もっと Deep に勉強できたんじゃないかなぁと思う次第です。
もう生産性が10倍とか信じてる人はいないと思うけど、Rails 熱があったとしても scaffold 作って DB に突っ込んで Ajax で非同期更新だ〜で大概の人は終わってると思うんです。僕もそんな感じです。
でも、実際に Rails でサービスを提供するとなったらそんなところきっとどうでもいいんですよ。Rails に限らずアプリケーションの難しいところって、ソースの書き方・配置の仕方とかじゃなくて、ユーザの入力値をどのように検証するかだったり、テーブルをどういう関連で定義して利用するかだったり、関連テーブルをどう更新するかだったり、URLマッピングをどうしていくかだったり、どうスケールアウトするかだったりすると思うんですよ。二歩も三歩も踏み込んだところと言った方が正確でしょうか。
この本はそれらのヒントに十分なり得ると思います。
ギークな人達は五歩も十歩も先を進んでいきますけど、一般人はその後を何ヶ月または何年も遅れてようやく通過していくんですよね。通過しない人だって結構います。Rails 本が乱立し、雑誌で特集が組まれ、Web でもそれなりに情報が入ってくる。ギークな人達はそれらから有益な情報を抜き出して更に高みに登るんでしょうけど一般人なんてアレも大事みたいだしこれも大事みたいだし・・・でどうすりゃいいんだ?で混乱するばかり。この本は暗闇に落ちてしまった人達の光なんじゃないでしょうか。きっかけがあれば結構みんな上ってくるもんです。
なので、作り方がだいたい分かった気がしたらこれを読んだ方が良いよ。というのが僕の意見ですだ。

(相変わらず文才がない自分が悲しい。)