ウェブ人間論 - 梅田望夫, 平野啓一郎

ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

★★★☆☆
二人の会話を傍らで聞いてたとしたらサッパリだろうな。文字に起こしてるから分かるレベルじゃなかろうか。本書の様なやりとりをして理解し合えるってのはうらやましい限りだ。自分には完璧に足りてない部分だと思うよ・・・。
本書でブロガーを 5 つに分類している所がある。

  1. リアルとの断絶が無くて実名でやっている人
  2. リアルで発揮できていない一面をネットで表現している人
  3. 日記(記録)を書く人
  4. リアルで抑圧されている部分を吐き出す人
  5. ネット上で別人格を作っている人

自分は 2 かなぁ、3にかなり近いけど。表現と言うほどカッコイイものでもないし、実現してると言えるほどでもないけど。会社では行えない表現や、やりとりをする大事な場所だと思う。
あと本か Web かってやりとりもあるんだけど、本が手になじむのは何百年と続いたものが DNA にしみこんでいて、本能的に感じ取ってるのかもしれないなぁと思った。Webで読めたとしても気にいったものやじっくり読みたい物は本を買っちゃう。そうでなくて Web の方がいいって圧倒的に言い出す世代もそのうち出てくるかもしれないけど、新人類だなぁ。