ボトルネック - 米澤穂信

ボトルネック

ボトルネック

★★★☆☆
試験が終わったので久々の読書。読みやすく面白くて良かった。
彼女が事故で亡くなった場所、東尋坊に居たはずのリョウ。気がつけばパラレルワールドへ。
生まれなかったはずの姉、サキがいて、生まれたはずのリョウがいない。死んだはずの兄がいる。喧嘩してるはずの両親が仲良く過ごしている。そして事故で亡くなったはずの彼女、ノゾミがいる。
似ているようで違う2人の世界。違いの原因はなんなのか?リョウは元の世界へ帰れるのか?
リョウの世界で起こっているはずの悪いことがサキの世界では起こっていない、その原因、違いがリョウ自信にある事に気づいてしまう。自分がボトルネックであると。

劣等感感じちゃうよなぁ・・・自分もリョウよりだなぁ。最後にサキに励まされるとこなんて、うれしいやら悲しいやら。
あと、後味の悪さというか結局何だったの?ってのがある。